カードゲーム「THE kukai」の体験会の様子=三重県伊賀市平野西町
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 俳聖・松尾芭蕉の生誕380年を迎えた今年、子どもたちに俳句の楽しさを伝えようと、カードゲーム「THE kukai」が誕生した。開発したのは、三重県伊賀、名張両市の小学校教諭らでつくるグループ。「コミュニケーションを取る句会のおもしろさを味わってほしい」

 「しゃぼん玉さいごは○○に触れて消え」「秋雲が○○の真上をただよう日」――。「お題」のカード40枚には、そんな俳句が様々に書かれているが、17音のうち2音だけ抜かれている。一方、参加者には、様々な2音を書いた手札が3枚程度配られる。

 進行役がお題の俳句カードを提示。参加者は○○に一番適していると思う2音の札を出し合い、選んだ理由やほかの札の感想を語り合った後、一番いいと思う札におはじきを置いてその数を競う。正解があるわけではなく、センスを競う遊びだ。

「大人の方がはまるかも」

 開発したのは、伊賀、名張両…

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