春季岡山県高校野球大会(県高校野球連盟主催)は4日、倉敷市のマスカットスタジアムで決勝があり、倉敷商が17―1で創志学園を破り、2年連続10回目の優勝を飾った。3位決定戦は岡山東商が玉野光南に5―0で勝利。4校は31日から同球場などである中国地区大会に出場する。
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倉敷商の先発は背番号「10」の浅野友希(3年)。4回を投げて失点1と好投した。
一回にチームが大量得点したあとのマウンド。先頭から創志学園に連打を許した。「点を取ってくれて気が緩んでいたわけではないけど、テンポが悪く浮いた球を打たれた」と浅野。しかしその後は最速135キロの直球とスライダー、チェンジアップを織り交ぜ、主軸にヒットを許さず無失点で切り抜けた。
三回に失点したものの、四回は三者凡退に抑えて次の投手に託した。梶山和洋監督は「低めにもっと確実に投げられるはず」と今後に期待する。浅野は「成長して夏は『1』を付けたい」と力を込めた。