(16日、第107回全国高校野球選手権大会3回戦 関東第一4―1創成館) 16日の3回戦を戦った創成館(長崎)の遊撃手、野田遥斗選手(3年)は、最後の夏をコロナ禍に見舞われた長兄(23)への思いを胸にプレーした。 長兄の雅斗さんは同じく創成館の野球部員だった。1年生だった2018年、チームは夏の甲子園に出場したが、ベンチ入りはできなかった。最後の夏もコロナの影響で中止になり、夢だった夏の甲子園出場はかなわなかった。 遥斗選手は小さな頃から、近…