校門から玄関まで児童に寄り添うエデュケーション・アシスタントの塚越舞さん=2024年4月23日午前8時19分、東京都調布市、本多由佳撮影
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 学校で教員の不足や働き方が全国的な課題となるなか、外部の人の手を借りる動きが加速している。子どもたちの学びや学校生活の支え手を増やすことで、教員の負担を減らすねらいがある。人材の確保に向けて、民間も動き出している。(本多由佳)

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大忙しの小学校の朝、助っ人は元幼稚園教諭

 「できた! やったね」

 4月下旬、東京都調布市立第三小学校。1年2組の教室から、塚越舞さん(49)の明るい声が聞こえた。朝の学習時間、線を描く練習をする子どもたちを見て回り、励ましていく。

 塚越さんは、都教育委員会が配置を推進する「エデュケーション・アシスタント(EA)」と呼ばれる外部人材だ。1年生の登校や授業をサポートする副担任相当の業務を担っている。

 朝は大忙しだ。入学間もない…

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