公明党の斉藤鉄夫代表は15日に放送されたBSテレビ東京の番組で、衆院選での小選挙区と比例区の重複立候補について、「今後はしっかり考えていきたい」と述べ、検討する考えを示した。
公明党は10月の衆院選で、自民党の裏金問題の影響などにより、小選挙区で4勝7敗と惨敗。石井啓一前代表や、党の今後を担う中堅若手が落選したことから、党内からも比例重複立候補の検討を求める声が上がっていた。
斉藤氏は「退路を断って覚悟を示し、重複立候補をしないことがこれまでの伝統だった。今後はその点もしっかり考えていきたい」と述べた。