教員の欠員状態が続いていた東京都内の公立小学校(約1270校)で、今年度は4月7日時点での欠員がなかったことが、都教育委員会への取材でわかった。年度当初に欠員がなかったのは2021年度以来だという。
1学級の標準人数を定める義務教育標準法の改正を受け、都は21年度から、40人学級から35人学級へ段階的に移行。今春、移行が完了した。
移行に伴い、都教委は必要な教員数を確保するため、採用数を増やすなどしてきた。しかし、病気休職や退職が想定数を超えたことなどから、22年度は約50人、23年度は約80人、24年度は約20人の欠員が生じていた(いずれも年度当初時点)。
欠員がなくなったことについ…