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円相場

 13日の東京外国為替市場で円相場は円安ドル高に振れ、一時1ドル=155円台まで下落した。7月30日以来、約3カ月半ぶりの円安水準となった。米大統領選で勝利したトランプ氏の政策を材料に米金利が上昇。日米の金利差の拡大が意識され、低金利の円を売ってドルを買う動きが加速している。

 12日夕方時点で1ドル=153円80銭台だった対ドル円相場は、1円以上も円安に振れた。

 今月上旬にトランプ氏の当選が決まって以降、円安ドル高の流れが続いている。トランプ氏が掲げる関税政策や財政支出の拡大は、インフレ(物価高)圧力につながるとの見方が強い。そのため、米国の利下げペースが鈍るとの思惑から米金利が上昇。円だけでなく、幅広い通貨に対してドルを買う動きが強まっている。(山本恭介)

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