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円相場

 25日の米ニューヨーク外国為替市場で円高ドル安が進み、一時1ドル=148円台半ばと約4カ月半ぶりの円高水準まで上昇した。消費者心理を示す経済指標が市場予想を下回り、景気の先行きへの懸念から米長期金利が低下。金利の下がったドルを売り円を買い戻す動きが広がった。

 米東部時間25日午後2時(日本時間26日午前4時)時点では、前日の同時刻より45銭円高ドル安の1ドル=149円10~20銭で取引された。

 米民間調査会社コンファレンス・ボードが25日に発表した2月の消費者信頼感指数は、前月の105.3から98.3に悪化した。市場予想の102.5を大きく下回り、8カ月ぶりの低水準だった。特に、労働市場やインフレ(物価高)への懸念が高まった。消費者信頼感指数は個人消費の先行指標として知られ、今後の景気先行きへの不安が高まった。

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