山口県

 山口市をチョコレートの街としてPRしている山口商工会議所は、冷たいチョコスイーツを楽しむイベントを市の中心商店街で18日に開く。酷暑が続く中、つららや大型扇風機を用意し、涼を取りながら味わってもらう。

 夏場はアイスクリームやシャーベットなどの氷菓が好まれ、チョコの消費が落ち込むことから、商議所は昨夏、需要喚起のイベントを湯田温泉街で開いた。18日に中心商店街で催す「真夏のチョコレートまつり@商店街でクールシェア」は、夏イベントの第2弾としての位置付けだ。

 山口市は米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)の「2024年に行くべき52カ所」に選ばれ、チョコ好きが多い欧米系の外国人観光客の来場も期待される。商議所は3千人の来場を見込んでいる。

 18日午前11時、道場門前、米屋町、中市の3商店街でスタート。市内外の飲食店など計10軒が通りに店を出し、チョコかき氷、チョコドリンク、チョコあんの入った和菓子などを販売する。シフォンケーキやドーナツなどにチョコファウンテンでチョコを付けて食べ、一番おいしいと感じた食材に投票する企画もある。

 2018年の総務省家計調査で山口市の世帯当たりのチョコの年間支出(総世帯)が県庁所在地と政令指定都市の中で2万9026円で1位になったのを機に、商工会議所はチョコの街として売り込みを始めた。23年の調査でも7004円で2位となった。(大室一也)

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