兵庫県加古川市で2007年に小学2年の女児(当時7)を殺害したとして、殺人容疑で昨年11月に逮捕された勝田州彦(くにひこ)容疑者(46)=鑑定留置中=が「凶器のナイフを播磨町の海に捨てた」などと逮捕前の任意聴取に説明していたことが、捜査関係者への取材でわかった。
県警はこの説明に基づいて21日、播磨町新島の人工島付近で凶器の捜索を始めた。県警機動隊の潜水部隊約50人が海に潜って海底などを調べる。
勝田容疑者は07年10月16日午後6時すぎ、加古川市別府町新野辺の自宅敷地内の玄関付近で、小学2年生だった女児の胸などを刺し、殺害した疑いがある。
神戸地検は、勝田容疑者の事件当時の精神状態を調べるため、昨年12月から鑑定留置している。期間は3月14日まで。