ドリブルする宇都宮の比江島(中央)と守る千葉Jの富樫(左)をサイドラインで見守る宇都宮の佐々ヘッドコーチ
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 (11日、Bリーグ日本生命チャンピオンシップ準々決勝第2戦 宇都宮67―58千葉J)

 第1戦を落とし、負けたらシーズンが終わる。崖っぷちの宇都宮・佐々ヘッドコーチ(HC)は第1クオーター、早くも勝負手を打った。

 残り約1分。千葉Jの速い攻撃に対応できず、7―19と点差を広げられた場面だ。

 佐々HCは悩んだ末、2回目のタイムアウトを使った。

 試合の流れを落ち着け、選手たちの頭を整理させるタイムアウトは前半で2回、後半で3回しか使えない。

 第2クオーターを含めて前半はまだ11分以上残っていた。レギュラーシーズンだったら使うのを我慢していた場面だが、佐々HCは「このまま悪い流れでいかれるのはきつい」。

 頭の片隅には、前半の緩いプ…

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