米大統領選で当選を確実にしたトランプ前大統領(78)は、大統領経験者としては初めて起訴された刑事被告人でもある。起訴された四つの事件のうち、連邦法違反の2事件は、大統領に就任すれば起訴が取り消しになる見通しだ。米メディアによると、捜査を担ってきた特別検察官も当選確実を受け、捜査終結の検討を始めたという。
- 【ビジュアル解説】トランプ氏の四つの裁判 どんな事件で起訴されたか
トランプ氏はこれまでに(1)2020年の大統領選の結果を覆そうとした事件(2)大統領の退任後に機密文書を持ち出し、求められても返還しなかった事件(3)20年の大統領選で、ジョージア州の選挙結果に介入しようとした事件(4)元不倫相手への「口止め料」支払いを隠そうと、業務文書を偽造した事件――で起訴された。(1)と(2)は連邦法、(3)はジョージア州法、(4)はニューヨーク州法にそれぞれ違反したとされている。
米大統領は、連邦法に関する…