(8日、第107回全国高校野球選手権大会1回戦 綾羽6―4高知中央 延長十回タイブレーク)
試合終了は午後10時46分。綾羽が熱戦を制した。九回2死満塁から敵失で追いつく。すると、延長十回のタイブレークで打線が力を発揮した。
- 綾羽、タイブレークで高知中央を制す 史上最も遅い22時46分終了
無死一、二塁から主将の北川が右中間に2点三塁打を放ち、勝ち越す。千代純平監督は試合前に「相手を0点、1点に抑えて、という戦いはしていない。ある程度の失点は計算しながら、大崩れする守備はしないでおこうと話している」と、打線の奮起に期待していた。
この日は大津市で「びわ湖大花火大会」が開かれた夜だった。千代監督は「滋賀県で一番大きな花火大会。祝砲になるように頑張りたい」と試合前に語っていたが、最後まで粘った選手たちが、勝利という大きな花火を打ち上げた。