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研究チームの画像生成AIを使うと、ラフスケッチ(左)をもとに完成予想の画像が生成される(右)=北陸先端科学技術大学院大学の謝浩然准教授提供

 日本文化の顔のひとつであるアニメーション。自力でも魅力的なキャラクターを描いてみたいけれど明らかにハードルが高い……。そんな初心者のラフスケッチから、プロ並みのイラストを生成できるAI(人工知能)を北陸先端科学技術大学院大と早稲田大の研究チームが開発した。上手に絵が描ける楽しさを、誰でも享受できる世界を目指しているという。

 2022年に登場した「ステーブルディフュージョン」などの画像生成AIは、「ネコの絵を描いて」といった言葉(プロンプト)で指示するだけで高精度なイラストが描けると話題になった。

 ただ、一筆ずつ進める従来の描画と異なり、自分が望んだイメージ通りの絵をAIに生成してもらうのは難しい。絵の腕前が一向に上達しないのも難点だった。

 そこで北陸先端科技大の謝浩…

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