打ち上げ後に爆発した小型ロケット「カイロス」初号機。機体は火花を散らしながら周辺の山林へ落下していった=2024年3月13日午前11時1分、和歌山県串本町、朝日放送テレビヘリから、遠藤真梨撮影

 今年3月、初号機の打ち上げに失敗した小型ロケット「カイロス」の2号機について、宇宙ベンチャー「スペースワン」(東京)は9日、12月14日午前11時から午前11時20分、和歌山県串本町の発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げると発表した。搭載する衛星を軌道に投入できれば、民間ロケットとして国内初となる。

  • 前回は打ち上げ5秒後に爆発 詳しい経緯を知りたい方はこちら

 初号機は3月13日、打ち上げ約5秒後に爆発した。同社は8月、爆発の原因について、ロケットの速度の予測値に不具合があり、事前の飛行範囲を外れたため、飛行を中断させたと発表。改善を図り、2号機を12月に打ち上げるとしていた。

 2号機には衛星5機を載せる予定。初号機の時と同様、発射場近くには見学場が設けられ、チケット発売もされる見込み。打ち上げの予備期間は12月15日から同27日。

 カイロスは、全長約18メー…

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