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古川祭の「起し太鼓」。大太鼓のやぐらに小太鼓を担ぐ男衆が殺到した=2025年4月19日午後8時41分、岐阜県飛驒市古川町、荻野好弘撮影
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 岐阜県飛驒市古川町で19日夜、さらし姿の男たちがぶつかり合う古川祭の呼び物「起(おこ)し太鼓」があった。やぐら上の大太鼓(直径80センチ)にまたがった2人が長いばちを振り下ろして「ドン、ドン」と低い音を響かせると、「付け太鼓」と呼ばれる小太鼓を担ぐ男衆がやぐらへと殺到した。

 やぐらは、まつり広場を出て街の中へ。その後を付け太鼓が追い、約400人の男たちが激しくもみ合った。

 20日は豪華屋台の曳(ひ)き揃(そろ)えやからくり奉納などが予定される。

 古川祭は気多(けた)若宮神社の例祭。起し太鼓と屋台行事はユネスコの無形文化遺産に登録されている。

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