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28日、創立60周年を迎えた国防科学院で科学者、技術者との記念写真撮影に臨む金正恩総書記。朝鮮中央通信が配信した=朝鮮通信
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 韓国軍合同参謀本部は30日、北朝鮮・平壌近郊の順安(スナン)付近から同日午前6時14分ごろ、日本海上に向けて「短距離弾道ミサイルと推定される飛行体」が十数発、発射されたと発表した。

 ミサイルは約350キロ飛行した後、日本海に落下したという。韓国軍は、日本や米国とも関連情報を共有しつつ、詳しい状況などを分析中だとしている。

 防衛省も、ミサイルはすでに落下したものとしている。政府関係者によると、排他的経済水域(EEZ)の外に落下したとみられる。

 北朝鮮は17日にも弾道ミサイルを発射しており、「新しい誘導システムを導入した戦術弾道ミサイルの試験発射」だったと朝鮮中央通信を通じて発表していた。

 27日には軍事偵察衛星の打ち上げにも踏み切ったが、飛行中に空中爆発し、失敗したと伝えている。衛星を打ち上げるロケットの技術は弾道ミサイルと共通する。(稲田清英=ソウル、矢島大輔)

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