北朝鮮の朝鮮中央通信は22日、西部・南浦市の造船所で21日に新たな駆逐艦の建造が始まったと伝えた。北朝鮮は今年に入って5千トン級の駆逐艦2隻を進水させたとしており、これが3隻目となる。
同通信によると、21日に造船所の従業員らによる決起集会が開かれ、来年10月10日の朝鮮労働党創建記念日までに建造を終えるための計画が発表された。
北朝鮮は4月に5千トン級の新型多目的駆逐艦を南浦市の造船所から進水させ、同艦からのミサイルなどの試射を金正恩(キムジョンウン)総書記が視察した。
5月に別の造船所であった2隻目の進水式では事故が発生し、金氏が「到底許しがたい」と厳しく指摘。その後、修復作業を終えて6月に進水させた。この際、金氏は毎年2隻の駆逐艦を建造する方針を示した。