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朝鮮半島

 北朝鮮の朝鮮中央通信は11日、努光鉄(ノグァンチョル)国防相が米韓両軍による定例の合同軍事演習を糾弾する談話を発表した、と報じた。努氏は「一線を越えるいかなる挑発行為に対しても自衛権にもとづく主権的権利を厳格に行使する」と警告した。

 談話は10日付。米韓両軍が朝鮮半島有事を想定して18日から実施する「乙支(ウルチ)フリーダムシールド」について、「停戦状態にある朝鮮半島情勢をより予測不能なものにして、地域情勢の不安定化を固定化する真の脅威になる」と批判した。

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 今回の演習のうち、野外機動訓練の一部は9月に延期された。朝鮮半島の緊張緩和を目指す韓国の李在明(イジェミョン)政権による配慮との見方があるが、努氏の談話ではこの点への言及はなかった。

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