室内練習場で練習する北海の選手たち=関田航撮影

 第107回全国高校野球選手権大会は、天候不良のため、10日の日程が中止になった。この日の第2試合に予定されていた北海(南北海道)の初戦は順延され、選手たちは阪神甲子園球場の室内練習場で調整した。

 チームはこの日、午前8時40分から約1時間半の練習をした。投手陣は約30球ほど投げ込み、野手はフリーバッティングで汗を流した。

 練習後、平川敦監督は「天候は仕方ない。ここまで来たらコンディションの維持、体調管理だけ」と話した。選手たちは良い状態だという。

 同校は2021年の全国選手権大会で試合が3日連続で順延になった経験から、今回ウェートトレーニング用のバーや重りなどの器具を宿舎に持ってきている。午後は必要な選手はウェートトレーニングに取り組むとした。

 佐藤瞭磨主将(3年)は「早く甲子園で試合がしたい」とした上で、「準備の時間がしっかり取れるので、試合に向けて調整したい」と話した。ウェートトレーニングなど「北海道での試合前と同じように調整できるのは大きい」。体をしっかり動かすことができて、問題なく試合に臨めると意気込んだ。

 北海は11日(午前10時30分開始予定)に熊本代表の東海大熊本星翔と対戦する予定。天候不良の場合は順延される。

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