沿線44市の市長が集まった北陸新幹線関係都市連絡協議会で意見を述べる石川県小松市の宮橋勝栄市長=2025年5月15日午後2時21分、石川県加賀市

 北陸新幹線の早期全線開業に向けて、新たな行動を起こすべきときではないか。15日に沿線44市の市長が集まった「北陸新幹線関係都市連絡協議会」の会合で、石川県小松市の宮橋勝栄市長が、こう意見を述べた。

 宮橋市長は、与党が決めた小浜・京都ルートを見直し、早期開業が実現できるルートとして米原ルートへの再考を訴えている。この日の協議会では一つの意見としたうえで、「決議を含めて、同じことを繰り返している。一歩を踏み出すとき。市長会として、意見や立場を乗り越えて議論する環境整備をしてほしい」と述べた。

 協議会の会長を務めた富山市の藤井裕久市長は「我々の目標は大阪までの早期開業。個別具体な議論が必要という提案は、意見としてしっかり受け止めたい」と話した。決議案はそのまま承認された。

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