JR西日本は17日、北陸新幹線金沢―福井の1年目の乗降客数は816万人だったと発表した。前年に同区間を運行した在来線特急と比べ25%増えた。関東から北陸への旅行者が大きく増えた一方、関西・中京圏からの旅行者は、直通特急がなくなったこともあり、伸びが比較的小さい。直通特急の復活を要望する声が各地で上がっているが、JR西は消極的だ。
北陸新幹線は2024年3月16日に金沢―敦賀(福井県)で延伸した。初めて新幹線が運行し、芦原温泉、福井、越前たけふ、敦賀の新幹線4駅が新設された福井県では、越前たけふを除く3駅への県外からの来訪者数は県推計で、前年比2割増の641万人となった。
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関東圏から県への来訪は前年比35%増の推計115万人、関西圏からは15%増の228万人。増加率は大半の月で関東が関西を上回った。
16日の式典で同県の杉本達…