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 18日に開幕する第97回選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会が7日、毎日新聞大阪本社オーバルホール(大阪市)であった。出場する千葉黎明は、大会4日目の21日、第3試合(午後2時試合開始)で、智弁和歌山(和歌山)との対戦が決まった。

 抽選会は、関東・東京、近畿、東海など同じ地区の学校同士は準々決勝まで当たらないように、条件が設けられた。

 抽選は関東・東京地区から始まった。千葉黎明の山本大我主将(3年)は同じ地区の7校の主将とともにくじ引き箱の前に集まり、落ち着いた様子で最後尾に。くじを引くと、「千葉黎明高校、23番です」と会場に告げ、席に戻った。

 その後の抽選で、相手は智弁和歌山に決まった。春夏通じて甲子園の出場は初めての千葉黎明に対し、相手は春も夏も優勝経験のある強豪だが、山本主将は「相手が決まり、より気持ちが入った」と話した。「試合では状況に合わせた動きと、相手の隙をつくことを意識する。技術で劣っても『野球の質』が劣らなければ勝てると思う。初の甲子園という舞台を楽しみたい」と意気込む。

 中野大地監督にとっては、自身が拓大紅陵で2002年夏の甲子園に出場した際、初戦負けした相手だという。「相手は力のあるチームという印象だが、選手たちは順調に仕上がってきている。浮つくことも萎縮することもなく、いつも通り戦えるよう準備していきたい」と話した。

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