松浦啓一さん=和歌山県田辺市提供

 博物学や民俗学の優れた研究者を表彰する第35回南方熊楠賞(主催・和歌山県田辺市、南方熊楠顕彰会)に、国立科学博物館名誉研究員(魚類学)の松浦啓一さん(76)が選ばれた。田辺市などが19日に発表した。

 松浦さんは、動物分類学者として、魚類の生物地理学的研究をし、多くの新種を発見。その分類体系の見直しを進めてきた。日本産魚類のデータベースも構築し、この分野の研究を発展させてきた功績が評価された。授賞式は5月10日に田辺市で予定されている。

■松浦さん「熊楠翁と共通点が…

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