渋谷区立原宿外苑中学校(同区神宮前1丁目)で8日、パラスポーツの体験イベント「原リンピック」が開かれた。今夏のパリ・パラリンピックを前に「共生」について考えようと、生徒会が企画運営し、地域の協力も得て初開催された。
「これより第1回原リンピックを開会します」。開会式では、生徒会長の目黒龍一郎さん(3年)が全校生徒321人を前に宣誓。生徒たちは、車いすバスケットボール、ブラインドサッカー、ボッチャなどのパラスポーツのほか、義足の装着や、アイマスクをして点字ブロックの上を歩く体験など約20のプログラムに参加した。
シッティングバレーボールを体験した生徒たちは、床にお尻をつけたままボールを追って急いで移動したり、パスをしたりして楽しんだ。黒沢春花さん(3年)は「実際にやってみると、かなり大変だなと思いました」と話した。
「バリアフリー、共生社会と言われるが…」
原リンピックは、7人の生徒…