台湾の対中窓口機関にあたる海峡交流基金会(海基会)トップの鄭文燦理事長が、桃園市長時代の土地開発をめぐる収賄容疑で検察当局に逮捕され、7日に辞任を表明した。頼清徳(ライチントー)総統が野党から任命責任を問われるのは必至とみられる。5月の発足当初から立法院(議会)対策に苦しむ頼政権にとっては試練となりそうだ。
桃園地方検察署の6日の発表などによると、鄭氏は収賄容疑で同署に逮捕されたが、裁判所は保釈金500万台湾ドル(約2500万円)の支払いなどを条件に保釈を認める決定を出した。
台湾メディア「桃園市長時代の『汚職』容疑」
台湾メディアによると、鄭氏…