Smiley face
海峡交流基金会理事長に鄭文燦氏(右)を登用することを発表する頼清徳総統=2024年4月2、台北、民進党提供
  • 写真・図版

 台湾の対中窓口機関にあたる海峡交流基金会(海基会)トップの鄭文燦理事長が、桃園市長時代の土地開発をめぐる収賄容疑で検察当局に逮捕され、7日に辞任を表明した。頼清徳(ライチントー)総統が野党から任命責任を問われるのは必至とみられる。5月の発足当初から立法院(議会)対策に苦しむ頼政権にとっては試練となりそうだ。

 桃園地方検察署の6日の発表などによると、鄭氏は収賄容疑で同署に逮捕されたが、裁判所は保釈金500万台湾ドル(約2500万円)の支払いなどを条件に保釈を認める決定を出した。

台湾メディア「桃園市長時代の『汚職』容疑」

 台湾メディアによると、鄭氏…

共有