【動画】台湾東部の太魯閣渓谷の捜索現場で活動するトルコの救助隊員たち=顔大惟撮影、台湾花蓮県の災害対策本部提供
台湾東部沖を震源とする地震でなお6人が行方不明となっている花蓮県の景勝地・太魯閣(タロコ)渓谷の捜索活動に、海外から初めてトルコの捜索隊が入り、ドローン(無人機)を使って協力している。トルコと台湾は過去の震災で救助隊をお互いに派遣した縁があり、トルコは今回、「恩返しをしたい」と名乗りをあげた。 「ブーン」
路上に置かれた真っ赤なドローンが、大きな作動音を上げて浮かび上がり、崩れた山肌に沿うように飛んでいく。台湾の消防当局が公開した、トルコの援助隊による捜索活動の動画だ。
トルコの捜索隊は6日夜に台湾に到着。7日朝から現場に入り、8日も捜索を行った。持参した3機のドローンを使って行方不明者を捜索したほか、空撮した数百枚の写真で渓谷の地形を立体的に見ることができる3D画像を作成するという。
台湾の救助隊にノウハウを伝え、今後の捜索・救助活動に役立てる。台湾メディアによると、台湾もドローンの活用を試みてきたが、救助活動にはまだ生かせなかったという。
「8千キロも飛んで台湾に支…