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多くの人が取り残されている太魯閣渓谷の入り口には落石が残っていた=2024年4月6日、花蓮県、高田正幸撮影
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 台湾東部沖を震源とする地震は6日朝、生存率が急激に下がるとされる発災後72時間が過ぎた。現在も600人以上が足止めされている東部花蓮県の景勝地・太魯閣(タロコ)渓谷では、懸命の救助活動が続いている。

 台湾の災害対策本部によると、6日午前8時10分(日本時間同午前9時10分)現在、死者は10人、けが人は1135人。渓谷を縫うように通る道路は落石などにより寸断され、ホテルや小学校などに637人が取り残されたままだ。行方不明者も12人にのぼる。地元当局は延べ400人以上を投入して捜索するほか、食料をヘリコプターから投下している。

 渓谷の入り口付近にある救助…

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