台風10号が熊本県内に最接近した8月29日に、町立小中学校を臨時休校にせず、児童・生徒を登校させた判断は妥当だったのか?
今月17日に開会した玉東町議会定例会では、一般質問で町教育委員会の判断を問う質疑が相次いだ。下地哲雄・町教育長は「私が色々と調べて安全だと判断した」と答弁。子どもたちを登校させたことに「誤りはなかった」と述べた。
熊本地方気象台によると、台風10号は8月29日朝に熊本県内に接近し、同正午には天草市付近に位置した。
県教委や熊本市教委によると、夏休み期間中ではない県内の公立小中学校で29日に臨時休校しなかったのは玉東町の3校のみだった。
その中でなぜ、玉東町は登校と決めたのか。町議からの質問に下地教育長は、29日の登校を決定したのは28日午前9時だったと答えた。
気象庁などは同日午前7時発…