28日午後7時時点の台風8号と9号の進路予想図=2025年7月28日、気象庁のホームページから

 大型で強い台風9号は、29日にかけて小笠原諸島に最も接近する見込み。気象庁によると、その後も動きが遅いため、雨などの影響が長引くおそれがあるという。沖縄付近を進む台風8号は、29日にかけて東シナ海を進み、奄美と沖縄では大雨や強い風に注意が必要だという。

 気象庁によると、台風9号は28日午後7時には父島の東約210キロにあり、1時間におよそ15キロの速さで北北西へ進んでいる。中心の気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル。29日にかけて小笠原諸島に最も接近する見込み。動きが遅いため、30日にかけて非常に強い風や断続的に雷を伴う激しい雨などの影響が長引くおそれがあるという。

 台風8号は28日午後6時には、那覇市の北北西約50キロをゆっくりとした速さで西へ進んでいる。29日にかけては、東シナ海を進むという。29日午後6時までの24時間に予想される降水量は多いところで奄美で150ミリ▽沖縄で80ミリ。

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