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山形新幹線「つばさ」として2024年春にデビューしたE8系車両=JR東日本提供
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 東北新幹線を走行中の最新型車両「E8系」4編成が相次いで故障したトラブルで、JR東日本は25日、いずれも同じ半導体部品が破損していたことを明らかにした。しかし、破損の原因は分からず、E8系の単独運転は再開せず、山形新幹線は福島駅での乗り換えが必要な状況が続く。

 17日に故障したのは、2024年春に山形新幹線「つばさ」としてデビューしたE8系計4編成。車内の各機器に電力を供給する「補助電源装置」が故障し、モーターを動かせなくなった。4編成はいずれも昨年11月以降に納車されたもので、うち2編成は営業走行前の確認走行中だった。

 JR東によると、補助電源装置は1編成に2台あるが、確認走行中の2編成は2台とも故障し、自走できない状態だった。他の2編成は1台ずつ故障していた。故障した計6台を分解検査したところ、いずれも同じ半導体部品が壊れていた。

 JR東は「多くの鉄道車両で…

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