【動画】セブン―イレブン・ジャパンの自動配送ロボによる配送サービス

注文が入ると、店員が自動配送ロボに商品を入れる。その後は、自動走行して商品を届ける=2025年5月15日、東京都八王子市、井東礁撮影

 セブン―イレブン・ジャパンは19日から、同社が展開する配送サービスで、公道を自動走行するロボットを使った実証実験を東京都内で始める。将来的な配送員不足を見すえ、実用化をめざすという。物流分野では人手不足を背景に、自動配送の実証実験や、一部のエリアでサービスを始める動きが相次いでいる。

 自動配送ロボは、スタートアップの「LOMBY(ロンビー)」と、自動車メーカーのスズキが共同開発した。自ら信号や人などを認識して、最大時速6キロメートルで走る。車体には八つのカメラが付き、走行中は人が遠隔で監視する仕組みだ。

 ロボを活用するのは、セブンが展開する配送サービス「7NOW(セブンナウ)」。7NOWは専用アプリなどで注文すると、コンビニ店舗から最短20分で届くサービスで、約3千点の商品がリアルタイムに店舗の在庫と連係している。同社の成長戦略の一つとして、2030年度の売上高は1200億円をめざしている。配送は現在、委託先の業者が担っている。

 今回の実験では、注文が入ると、店の従業員がロボに商品を詰め、ロボは自動走行で利用者のもとに向かう。利用者はアプリ上に表示されたQRコードをロボの車体にかざして商品を取り出す。注文時には、配送業者か、ロボットかを選択できるという。

 ロボは東京都八王子市の2店…

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