気象庁は、宮崎・鹿児島県境の霧島連山・新燃岳(1421メートル)で3日午後1時49分に噴火が発生し、噴煙が高さ5千メートルまであがったと発表した。火口から南西方向に火山灰が流され、宮崎県小林市や鹿児島県霧島市で多量の降灰が予想されるとして、降灰予報の速報を出した。
新燃岳は6月22日に約7年ぶりに噴火。23日に噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げられ、27日から連続噴火が続いている。気象庁は警戒レベル3を維持し、火口から3キロの範囲で大きな噴石などに警戒するよう呼びかけている。