第107回全国高校野球選手権愛媛大会(朝日新聞社、愛媛県高校野球連盟主催)の抽選会が22日、松山市内であり、出場49チームの組み合わせが決まった。
今春の県大会を制し四国大会4強の新田は、初戦の2回戦で宇和島南―宇和の勝者と対戦。2001年以来24年ぶりの夏の甲子園をめざす松山商は2回戦から登場し、今治工―今治南の勝者と対戦する。2連覇がかかる聖カタリナは1回戦で松山中央と戦う。
大会は7月11日に開会式を行い試合は12日から。決勝は27日の予定だ。
愛媛大会の展望(前年優勝校 聖カタリナ 前年参加チーム数48)
昨秋と今春の県大会を制した新田が第1シードに名乗りをあげ、4年ぶりの出場を視野に入れる。當真嗣胤、本田巴琉の両投手は直球に威力があり、2人を中心に継投で失点を抑えてきた。木下春空、高市凛大ら打撃陣も好機に強い。
今春の県大会で準優勝した今治西は、2年生主体のチーム。勢いに乗って10年ぶりの頂点を目指す。済美、西条、宇和島東、松山商は、昨年の主戦が残るなどしており、投手陣の出来がカギを握る。昨夏代表の聖カタリナや、松山聖陵、小松なども上位をうかがう。過去10年で代表校が8校出るなど混戦模様だ。