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女流国手戦第2局に敗れ、韓国初タイトルを逃した仲邑菫三段=13日、韓国・ソウル
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 囲碁の仲邑菫三段(15)は13日、韓国・ソウルで女流国手戦決勝三番勝負の第2局で金彩瑛(キムチェヨン)九段(28)に敗れ、前日の第1局と合わせてストレートの2連敗で韓国初タイトルを逃した。

 先の女流棋聖戦決勝三番勝負で韓国女子ランキング1位の崔精(チェジョン)九段に先勝しながら第2局、第3局を落とした仲邑は、続く女流国手戦決勝三番勝負でも同4位の金に連敗し、都合4連敗。同6位の仲邑は、世界タイトル獲得の実績を持つ格上2人を相手に好勝負を演じたが実らず、初タイトルのダブルチャンスをものにできなかった。ほぼ連日の対局で態勢を立て直せず、流れを変えられなかった。

 仲邑が通う道場主の韓鐘振(ハンジョンジン)九段(45)は「逆転負けした女流棋聖戦第2局が転換点だった。勝ちきっていれば、女流国手戦と合わせて二つのタイトルを取っていただろう」と話した。「菫はたくさんの経験をした。冷静に結果を受け止めていた。来年またチャンスが訪れるだろう」

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