日本テレビは20日、「TOKIO」のメンバーの国分太一さん(50)について、コンプライアンス上の問題行為が複数あったとして、バラエティー番組「ザ!鉄腕!DASH‼」からの降板を決めたと発表した。報道陣の取材に応じた日テレの福田博之社長は、「深刻で、残念に思っている」と述べつつ、「プライバシー保護」を理由に詳細の説明を避けた。
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福田社長や日テレの発表によると、5月27日に関係者からの情報を社として把握。その後、第三者の弁護士による関係者への調査結果などを踏まえて番組降板を決定した。20日に開いた臨時取締役会で承認を得たという。国分さんは、コンプライアンス違反を認めており、日テレに「番組降板に至ったことは申し訳ない」と話しているという。
「ザ!鉄腕!DASH‼」については「出演タレントの問題であり、番組の問題ではない」として、継続するという。
福田社長は、事案の内容や時期、被害者の有無や番組との関わりについて報道陣に質問を受けたが、「関わる人間のプライバシーの保護」を繰り返して明かさなかった。日テレのスタッフにはコンプライアンス違反はなかったとする一方で、「問題のある出演者を起用したことについて責任を感じている」と述べた。