内閣人事局は7日、2024年度の採用となった国家公務員のうち、女性の割合が39.2%となり、05年の調査開始以降、過去最高になったと発表した。6年連続の更新で、前年度から0.5ポイント増えた。
4月1日付で採用された8997人のうち、女性は3528人。このうち「キャリア官僚」として幹部候補となる総合職に占める女性割合は35.7%(前年度比0.2ポイント減)で、政府が掲げる35%以上とする目標を上回った。
一方、一般職も含めた採用者のうち技術系区分(デジタル・工学など)の女性割合は28.5%(同1.3ポイント増)だった。技術系区分の女性割合の目標は「25年度までに30%」としている。
政府は女性受験者を増やすため、子育てとの両立支援や働き方改革の推進などの発信強化に取り組んでいる。(神野勇人)