オオムラサキが次々と羽化している=2024年6月7日、奈良県明日香村、清水謙司撮影
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 国宝の極彩色壁画が見つかった高松塚古墳のある奈良県明日香村に、色鮮やかな多数の国蝶(ちょう)が舞う場所がある。いま、次々と羽化を始めている。

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 ユーチューバー「蝶たろう」でも知られるオオムラサキ研究家・林太郎さん(40)が村内に設けた専用のハウスで、5月20日ごろから羽化が確認された。約1500頭が羽化する予定という。

 ハウスでは、エノキの葉を食べて成虫になったオオムラサキが、バタバタと羽音をたてながら元気に飛び交う。雄の青紫の美しい羽が印象的だ。

 林さんによると、オオムラサキたちは今年は7月下旬ごろまで観察できそうだ。「間近でたくさんの大きなオオムラサキを見ることができます」。6月22日と23日の両日にハウスを公開し見学会をする予定。詳細は本人のSNSで伝えるという。(清水謙司)

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