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 気候変動対策を訴える国連開発計画(UNDP)の恐竜のキャラクター「フランキー」が初来日し、東京・渋谷や環境省、永田町に出没した。道行く人々や政府の要人らに節電やフードロス対策を求め、絶滅した恐竜と同じ道をたどらないよう呼びかけた。

国会議員たちと面会したフランキー=2024年4月9日、東京・永田町の衆院第1議員会館、市野塊撮影

 フランキーは「ユタラプトル」という北米にいたとされる肉食恐竜がモデル。2021年にUNDPが公開したキャンペーン動画で、国連総会に乱入し、演台から「俺は絶滅について詳しい」「言い訳はやめて変化を起こすために立ち上がれ」などと話す様子が話題になった。

 初来日のフランキーは9日、永田町の衆院議員会館で、温室効果ガスの排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を目指す超党派議連の国会議員と面会。全長4メートルの体を動かしながら、通訳のハジアリッチ秀子・UNDP駐日代表を介し、「ひとり一人、アクションを」と話した。コロンビアでは議会に乱入したというが、日本では実現しなかった。

 フランキーは京都府、奈良県、大阪府も回る。11日午後3時からは日本科学未来館(東京都江東区)を訪れ、13日午前11時からは大阪工業大学常翔ホール(大阪市北区)である大阪・関西万博のイベントに登場する。(市野塊)

写真・図版
フランキーと面会した国会議員たち=2024年4月9日、東京・永田町の衆院第1議員会館、市野塊撮影

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