28日に東京で開かれた日米の外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)で、米国側は在日米軍に作戦指揮権をもつ「統合軍司令部」を新設することを明らかにした。新設の背景や効果について、アメリカン・エンタープライズ研究所のザック・クーパー上級研究員に聞いた。
- 在日米軍再編で「統合軍司令部」創設 日米2プラス2が共同発表
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4月の日米首脳会談で、日米は指揮統制の連携強化などで合意したが、どう実行に移すかという詳細は示されなかった。今回はこの詳細を示す上で、極めて重要な会談となった。
在日米軍を統合軍司令部に格上げするのは賢明な動きで、良い兆候だ。今後、日米の司令官が危機や紛争の際に意思疎通し、協力できるようにする必要がある。
現在、米側の作戦指揮権はハ…