「地域おこし協力隊」として新潟県内で活動した隊員数が2023年度は287人で、過去最多を更新した。全国5番目の多さで、毎年増え続けている。一方で、定住率は全国平均を下回っている。県は隊員や元隊員、行政職員らが気軽に交流できるバーチャル空間を用意するなど、定住の促進に力を入れる。

 総務省によると、23年度の全国の隊員数は7200人、このうち新潟県は287人でいずれも過去最多だった。新潟県では制度が始まった09年度から毎年、増え続けており、北海道、長野、福島、熊本に次いで全国の都道府県で5番目に隊員数が多い。一方、任期終了後に地域に定住する率(直近5年)は62.5%と全国平均(69.8%)より7ポイント以上低い。

 県は、任期終了後に仕事がな…

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