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長生炭鉱から見つかった骨のようなもの=長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会提供

 山口県宇部市の海底炭鉱「長生炭鉱」からの遺骨の収容をめざす市民団体「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」(刻む会)が25日に行った潜水調査で、坑道内から骨とみられるものが見つかった。

 韓国のダイバーが沖合約300メートルの海面に突き出た排気塔(ピーヤ)から潜水し、本坑道に入って見つけたという。この日は、大腿(だいたい)骨とみられるものなど計3本を持ち帰った。坑道内にはブーツのようなものや、ほかにも骨のようなものがあったという。

 県警が人骨かどうかを鑑定する。調査は26日も行い、坑道内の測量などを予定する。刻む会は「これまでの準備が、みなさんの協力でついに実った」としている。

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