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太宰治文学サロンに展示されている太宰がかつて住んでいた家の模型。ボランティアのみたか観光ガイド協会のメンバーが8年がかりで作った=2024年10月23日、東京都三鷹市、平山亜理撮影
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 作家、太宰治が生きた東京・三鷹で、ゆかりの地をボランティアが案内する定例ガイドが、27日に200回目を迎える。まちを元気にしたいと、市民が始めた活動は四半世紀になる。

 ガイドをするのは、「みたか観光ガイド協会」の40~80代のメンバー40人ほど。太宰に関心のある市民たちが1999年に協会を立ち上げ、ボランティアで第4日曜日に太宰の足跡の案内を始めた。

太宰の旧宅の模型に8年、和紙に作品を筆書するボランティアも

 2008年に太宰が通った酒屋の跡地に三鷹市が「太宰治文学サロン」を開館すると、その後はサロンを拠点に、市から業務委託を受ける形で活動を続けてきた。サロンにはメンバーが8年がかりでつくった太宰が住んでいた家の模型や、和紙に筆書した太宰の作品も飾られている。

 27日は午前10時にスタート。約2時間半かけて、太宰が執筆していた場所や住んでいた家の近く、身を投げた玉川上水を巡り、墓のある禅林寺まで行く。

■かけがえの無い存在…

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