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浦和学院に敗れた花咲徳栄の選手たち=県営大宮

(23日、秋季高校野球埼玉県大会3回戦 浦和学院4―1花咲徳栄)

 ともに甲子園での優勝経験のある埼玉の2強が、県大会3回戦でぶつかった。今夏の甲子園に出場した花咲徳栄が浦和学院に4―1で敗れ、来春の選抜出場が厳しくなった。

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 「痛いところでミスがでた」と岩井監督。

 計3失策。三、四回は走者のいる場面で内野守備が乱れ、失点につながった。一回に4番水口煌志朗の中前適時打で先取点を奪った流れを、自ら手放す形になった。

 夏までのチームは高校日本代表の遊撃手、石塚裕惺を擁して県内の公式戦で無敗だった。代がかわり、先発野手がほぼ総替えに。加えて、夏の甲子園に出場した分、新チームの始動が遅れた。

 「この時期、甲子園から帰ってきたらこうなります。最初のことを考えりゃ、よく頑張ってくれてる」。岩井監督は選手をそうねぎらった。

 一方、浦和学院は無失策の守りで隙がなかった。夏の埼玉大会準々決勝で春日部共栄に敗れて以降、「課題は守備力」との意識を共有。練習の7割ほどの時間を充て、みっちり鍛えてきた。前チームから主力の選手が多く、経験値でも分があった。

 花咲徳栄の岩井監督は「今年の浦学は頭一つ抜けている」とした上で、こう言った。

 「一冬越えたらわからんなっていうのも見えた。経験がないから、伸びしろだらけ。秋のオープン戦から熾烈(しれつ)な勝負が始まる」(大宮慎次朗)

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