学校や町の魅力を紹介するパネルを手に、山村留学への参加を呼びかける児童たち=2024年6月13日午後2時15分、福岡市役所、伊藤未来撮影
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 「今年の夏は東部小へいかんば(行かないと)!」。夏休み中に2泊3日の短期山村留学を予定する佐賀市富士町の市立北山(ほくざん)東部小学校の5~6年生6人が13日、福岡市役所で記者会見を開いた。1カ月かけて準備したという魅力を伝えるパネルを掲げ、他校の小学生の参加を呼びかけた。

 北山東部小は福岡との県境に近い佐賀市北部の山間部にある。人口減少などを受け、1994年から校区外の児童を地域の民家で1年間受け入れる山村留学をスタート。その後、短期留学も始めた。児童だけでなく、家族で町内に移住する家族留学もある。

 会見では、家族留学制度を利用して約2年前にオーストラリアから引っ越してきた飯島千樹さん(6年)が、同校で初めて体験した餅つきなどの思い出を紹介し、短期留学生とも「東部小でしかできないことをしたい」と参加を呼びかけた。

 短期留学の対象は小学生で、期間は7月26~28日。地域の人の家で寝泊まりし、同校の児童と川遊びをしたり、住民と交流したりする予定。参加費2万円。同校ウェブサイトに掲載されている申込書を印刷して記入し、郵送で申し込む(7月1日必着)。定員は15人前後で、応募多数の場合は抽選になる。問い合わせは同校(0952・57・2441)へ。(伊藤未来)

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