女性が働くオフィス街のフリースペースで勉強する夏休み中の長女=2025年7月24日、東京都内、小林直子撮影

 多くの小学生が夏休みに入った。「今年はどうしよう……」。2人の子どもを育てる東京都港区の女性(40)を悩ませるのは、小学5年の長女(10)の平日の「居場所」だ。

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 夫婦共働きだが、高学年の長女はいま、学童保育には登録していない。学校がある平日は習い事に行ったり、友だちと遊んだりして過ごし、放課後に一人で家で過ごす時間は長くても1、2時間ほどで済むからだ。しかし、夏休みは事情が違う。長男(6)は保育園があるが、長女は午前から夕方までの長時間、一人で留守番をすることになってしまう。

 女性と夫の実家はともに九州にあり、日常的にサポートを受けることは難しい。長女にはスマホを持たせてこまめに連絡をとり、「何かあったら弟の通う保育園に駆け込んで」と伝えている。ただ、女性は「一人でいないといけない時間が長いと心配」と話す。

「ママ友」と協力して…

 夏休みはなるべく在宅で仕事…

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