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大原漁港で水揚げされたトラフグ=2024年11月22日、千葉県いすみ市、中野渉撮影
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 近年、千葉県内で高級魚トラフグの漁獲量が増えている。昨年度は44.6トンで、過去最高だった。中でも外房の夷隅地域はその約7割を占め、いすみ市では29.8トンに上り、過去最高を記録した。同市は、イセエビやマダコ、サワラに次ぐ新たなブランド食材としてPRに力を入れる。

 いすみ市では11月5日、はえ縄によるトラフグ漁が解禁となった。夷隅東部漁業協同組合フグ縄船団の団長を務める滝口守弘さん(50)はトラフグの水揚げについて「最近増えていて、今年も多い」と話す。

 漁期は来年3月までで、12月から1月に最盛期を迎える。

海の環境変化か

 県水産総合研究センターによると、県内のトラフグの漁獲量は2001~16年度は2~7トンで推移し、その後、増加傾向が顕著になってきた。

 水揚げ増加の背景として挙げ…

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