中国国家外貨管理局が14日に発表した2024年の国際収支で、外国企業による中国への直接投資額は前年比9割減の45億ドル(約6800億円)だった。21年のピークから3年連続で急激に減少し、1991年以来の低水準となった。中国経済の減速や米中対立、現地企業との競争激化などが背景にある。
直接投資額は、工場建設などによる新規投資から、事業の撤退や縮小による資本の回収分を差し引いたもの。24年は通年で資本の流入が流出をわずかに上回ったが、四半期で見ると4~6月期と7~9月期は2期連続で「流出超過」となった。
中国は改革開放路線の起点と…