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セミナーで語る常岡天祐さん=2023年、大阪市、本人提供

 今春、大学などに入学する発達障がいのある人たちが、入学後につまずかないようにするために、今から心がけるべきことは何か――。発達障がい者向けのツール開発や企業のインクルーシブデザインを支援する合同会社「Ledesone(レデソン)」の代表で、大学時代に自身の特性で苦労した、常岡天祐さん(27)に聞いた。

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 大学の生活は、高校までと違い、マルチタスクが求められます。膨大なシラバスから卒業単位を考えて履修登録し、課題、リポート、試験方法、欠席回数、オンラインか対面かなども、管理しなければならない。履修忘れなどの注意喚起をしてくれる人もおらず、精神的に疲れてしまい、単位を落とし、休学や留年する人も少なくありません。

 私も苦労した一人です。小学…

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