合同企業説明会への入場を待つ学生たち=2023年3月1日午前10時40分、東京都江東区

 文部科学省と厚生労働省は24日、今春卒業予定の大学生の就職内定率を84.3%と発表した(昨年12月1日時点)。

 前年同期より1.7ポイント低いが、文科省の担当者は、複数社から内定を得た学生が就職先を決めかねている影響とみている。

 国公立24大学と私立38大学の計4770人を抽出した調査の結果、国公立は84.4%(前年同期比3.2ポイント減)、私立は84.3%(同1.2ポイント減)。性別でみると、女性85.5%(同1.7ポイント減)、男性83.3%(同)だった。

 文科省の担当者は、大学への聞き取り情報などから「企業の採用意欲は高く、売り手市場が続いている」とし、「最終的な就職内定率は高くなるだろう」と話した。

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